音楽プラットフォーム「Cre8tor」、若手アーティストへの障壁を下げる

米国の有名音楽プロデューサーであり、レコード製作者のエリック・メンデルスン(Erik Mendelson)が昨日、三成洞（都心空港タワー・ソノペリチェ・コンベンション）で開かれた「FUTURE MUSIC INDUSTRY 2019」に、本人が代表を務めるモバイルスタジオアプリ「Cre8tor」およびブロックチェーン基盤の「テューントークン」を広報するために出席した。

エリック・メンデルソン(Erik Mendelson)は祝辞で、「モバイルスタジオアプリ『Cre8tor』は、才能ある若手アーティスト志望者が自らの才能を広げる前に、さまざまな困難、特に経済的困難で夢をあきらめる現実がもどかしいと思い、少しでも助けようとして開発したもの」と、Cre8torの開発理由を明らかにした。

モバイルスタジオアプリ「Cre8tor」は、携帯用レコーディングスタジオのひとつだ。利用者はアプリから特定の音楽（ビット）をダウンロードし、そこに自分の歌を自由に作ることができる。また、作られた曲はアプリを通じて共有できる。さらに、ミュージック・ビデオの製作を可能にしてくれる機能もある。つまり「Cre8tor」は、手の中のレコーディングスタジオであり、共有マーケットを通じて本人の創作品を無料で広報できるアプリだ。

また、仮想通貨「チューン・トークン」を発行するため、ブロックチェーンの特性上「Cre8tor」のアプリ内で発表した曲の持分と所有権は、スマートコントラクトによって保有することになる。また、チューン・トークンを使ってコンテンツを購入するため音楽の流通経路が透明になり、アマチュアでも自分の創作品で簡単に収益を得ることができるようになる。このため、若手アーティストが経済的困難を乗り越えることができると予想される。