ビットコインの弱気相場は、「クジラ」によるビットコインの蓄積が原因

取引量の減少とビットコインの「クジラ」の急増によって、ビットコインの価格も急上昇

Reporter Jenny Lee 2019-05-30 19:42 日本語 DN 50.00

仮想通貨調査企業「Diar」の調査で、弱気相場でクジラの保有量が急増したことがわかった。取引所のBTC保有の割合にも変化が見られ、昨今の価格上昇にも影響していると結論づけている。

ブロックチェーンの仮想通貨調査機関「Diar」の最新調査によると、「クジラ」と呼ばれる大口投資家のビットコインの保有量が、昨年の秋頃から今年の年頭にかけての弱気相場「仮想通貨の冬」の間に、急激に増加していることが分かった。

現在のビットコイン価格は昨年8月頃の反騰期の価格帯に相当するが、それから9ヶ月足らずの間に、1,000~10,000BTCを保有するアドレスの数が急上昇し、「クジラ」のアドレスのビットコイン保有量を合わせると、45万BTCに及ぶと報告した。

これはビットコインの総流通量の26%以上を占める360億ドル(4兆円)相当が、これらの大口保有者によって維持されていることになる。

昨年8月時点では、このような大口クジラのアドレスが占める割合は、流通量の20%に及ばなかったが、昨年12月ビットコインが底値(約3,200ドル範囲)をついた時、大口保有アドレス数の急激な増加が見られ、ビットコインに対する大規模な蓄積が起きている。

その後6ヶ月という短い期間で、これら大口アドレスに蓄積されたビットコインは120万(BTC)以上に増加し、全てのアドレスグループの中で最大の伸びを示している。下図が示すように、機関投資家の1000~1万BTCの蓄積が大幅に増加している。

ただDiarは、昨年12月に行われた米大手取引所Coinbaseのコールドストレージの大規模な再編成によって、「クジラ」レベルの大口アドレス数やビットコイン保有量に大きな影響を与えた可能性もあるとして、その数字はこの分析から除外していると明らかにした。

また、Diarは昨年9月の調査で、42%のビットコインの大口投資家は、2017年末の仮想通貨相場のピークにおいてもビットコインの売却を行わず保有を継続していたと指摘しており、このグループがビットコインを「HODL」するとともに、さらに蓄積に励んでいると分析した。

したがって、Diarは取引所の占める流通供給量の低下とビットコイン取引高の上昇が合間って、昨今のビットコイン価格の急上昇にもつながっているのではないかと結論がづけている


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