スイス国立中央銀行主催のカンファレンスでXRPのxCurrent紹介

米国ブロックチェーン企業リップルのCEOのブラッド・ガーリングハウス（Brad Garlinghouse）氏は17日、スイス国立中央銀行主催のカンファレンスで、仮想通貨XRPを利用したxCurrentについて国際送金システムにおける優位性を強調した。

同カンファレンスには、国際通貨基金（IMF）や国際決済銀行（BIS）など、世界の大手金融機関の関係者らが参加した。民間企業としてはリップル社のCEOのブラッド・ガーリングハウス氏が唯一の参加者とし、ブロックチェーン業界を代弁する貴重な場となった。

リプル社は、同社の送金システムであるxCurrentを利用すれば、従来の「SWIFT」に比べて国境間の送金問題として指摘される高額の手数料や送金に長時間かかる点などを解決できると、xCurrentの優秀性を説明した。また、同システムのことを一段階アップグレードされた「SWIFT2.0」と説明し、仮想通貨XRPの利用が必要なxRapidは、金融機関から現在も多くの利用要請が入っていると明かした。

また、国家間のペイメントでリップル（XRP）をブリッジ通貨として利用することによって、受信局の銀行口座にあらかじめ資金を供給する必要がないとし、昨年10月からすでにMercuryFX、Cuallix、Catalyst Corporate Credit Unionの3社が利用を開始、中央銀行発行のデジタル通話（CBDC）が実現されるとしても相互運用性は必要だと、リプル社が提供するxCurrentやxRapidと一緒にパブリックブロックチェーンの役割が重要だと主張した。

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