英国、仮想通貨およびFX関連の被害件数が2017年より4倍増加

英国の金融規制当局である（FCA)）が21日に発表した報告書で、2018・2019年度のイギリス国内における「FX・仮想通貨関連」の詐欺被害総額が約2700万ユーロ（約38億円）に達していたことが明らかになった。

FCAによれば、2018年の英国内での一人当たりの詐欺被害額は約830万円から約200万円へと減少したものの、1,824件にのぼる詐欺被害が報告され、2017年と比較すると約4倍に増えた。また、その報告件数の8割が仮想通貨関連の被害報告だという。

このため、金融規制当局はこうしたことを背景に、仮想通貨に関係したリスクの高い派生商品への規制も考慮していると明かしている。

FCAの事務局長Mark Steward氏は「すべての決定には本人の責任が伴うため、本当にその取引が正当なものかを判断のためには投資を考えている企業に対して自らリサーチを行う必要がある」と説明した。

現在、仮想通貨市場が好調であるだけに、投資詐欺の危険性もそれ分高くなる可能性が高いため、十分な注意が必要だ。

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