シニル・グループ、「ドンスコイ」を利用した仮想通貨のマルチ商法詐欺で役員に実刑判決

日露戦争中に日本軍との海戦後に沈没し、巨額な財宝を積んでいた「宝船」とされるロシアの巡洋艦「ドンスコイ」を発見したとし、投資家らに詐欺行為を行ったシニル・グループの役員らに対し、裁判所が実刑を言い渡した。

ソウル南部地裁の刑事8単独のチェ・ヨンミ判事は5月1日、シニル・グループの元副会長キム某氏に懲役5年、「シニル・グループ・ドンスコイ国際取引所」の元代表ホ某氏に懲役4年、ドンスコイの引き揚げ作業を総指揮したジン某氏とシニル・グループの元代表リュウ某氏にはそれぞれ懲役1年6月と懲役2年を言い渡した。また、裁判部は海外へ逃走した同事件の主犯リュス・ンジンの姉で、シニル・グループの代表理事を務めたリュ某氏（49）には懲役2年を言い渡した。

裁判部は「不特定多数をだまし、巨額をだまし取った事件で、その犯行の手法や規模を考慮すれば非常に罪が重い。被害者が数千人にいたり、被害者の被害は全く回復しておらず、今後も被害回復の可能性がほとんどないことなどを考慮した」と量刑の理由を明らかにしました。

シニル・グループは昨年4月から、「鬱陵島（ウルルンとう）近くの海に日露戦争中に沈没した『ドンスコイ』があり、そこには200tの金塊が載っている」と主張した。また、これを引き揚げるという虚偽事実を広報し、「シニル・グループが発行した仮想通貨を保有している人に引き揚げ後に収益を配当する」とだまし、投資者2千6百人から約89億ウォンを集めた疑いを受けている。

しかし、検察の調査結果、トンスコイに金塊があるという主張には根拠がなく、シニル・グループがこの軍艦を引き揚げる意思と能力がなかったと判断した。

Reporter Shinwon Kim (news@dailycoinews.com)의 기사 더 보기

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