2019年、社会工学的クリプトビジネスの元年になるように！

2019年1月3日はビットコインのジェネシスブロックが生成されて10年になる日であった。しかし、この驚異的な技術的試みが初期には‘脱中央化’のフレームに閉じ込められていたが、今は人たちの‘実生活への使用’というフレームに閉じ込められている。

私たちが閉じこめられているフレームの実体はこうである。ビットコインは脱中央化の実現によって合意検証時間が遅れ、その検証時間が遅れるにつれ実生活において使いづらいため、暗号通貨の普及が遅れるという論理である。結局、最近メインネットを目指す多くのプロジェクトが速度競争に血眼にならざるを得ない根拠を提供した。

しかし、国家行政網、通貨と金融、セキュリティシステムがすでに整っている社会で脱中央化の試みはそれほど急がれる状況ではなかった。しかも、通貨とカード、モバイル決済が普遍化されたシステムを代替するほど暗号通貨の必要性が市場において高くないという点がコイン価格の暴落をもたらした。

ビットコインの価値は本当に驚異的である。いつかノーベル経済学賞に値する。しかし、ビットコインの哲学を盲目的に従う人たちがこれ以上の進歩なしに市場をつぶしている点が残念である。もう堕落した金融業者やマルチ業者、一発を狙う人だけが残る勢いである。この驚異的な技術を置いといて。

コイン10年目！もうコインビジネスを新しく変えなければならない。フレームに閉じ込められず、自己哲学を作って実現する挑戦をしなければならない。ビザカードの決済速度より速いのが重要ではない。イーサリアムとイオスだけでも速度は十分である。

もう代替財ではなく、公共領域と民間領域で解決不可能なグレー領域を解決するプロジェクトが出なければならない。去る10年間情報工学的要素の解決に取り組んできたなら、これからは社会工学的要素を解決しなければならない時点である。

積立金を代替し、トッポッキ価格を暗号通貨で決済する単なる実生活に使用するプロジェクトが必要なわけではない。持続可能な社会の具現のために暗号通貨ができる領域を探さなければならない。市場も、投資家も、社会も、マスコミも、このような社会工学的プロジェクトが誕生することを期待している。

2009年が情報工学的暗号通貨ビジネスの元年だったなら、2019年は社会工学的暗号通貨ビジネスの元年になることを切に願う。

 

パク·ハンジュン世翰大学教授 (news@dailycoinews.com)의 기사 더 보기

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